戦争系
戦争系(せんそうけい)とは、箱庭諸島の中でも戦争行為を禁じていない箱庭である。戦争行為を禁じる平和系の対義語として戦争行為を禁じない箱庭をこう呼ぶようになった。
概要
当初は箱庭諸島に平和系・戦争系という言葉はなかった。しかし、島の開発と戦争という2つの目的を持つゲームであるという特性上、次第に他人に邪魔されず島の開発に専念したいという参加者と、参加者同士で潰し合うことに面白みを感じる好戦的な参加者との間にトラブルが生じるという問題がでてきた。そこで、管理者がはじめから平和系、戦争系と明記するようになった。以後、ほとんどの箱庭諸島にはこのどちらかであるかが明記されているが、明確な記述のないつまり管理者はとくに決めていない（これは管理者の意図するものである場合、そうでない場合がある）箱庭は自由系と呼ばれる。
宣戦布告
戦争においてしばしば問題とされるのが、宣戦布告である。例え戦争系と銘打ってある箱庭でも、宣戦布告、つまり攻撃の予告はしなければならないという考えもある一方で、戦争系なのだからいきなりミサイルが飛んできても文句は言えないと考える参加者がいる。大抵の場合、倫理的な観点から宣戦布告をしなければならないという意見が選択されていく傾向にある。だが、この宣戦布告という概念についても設置サイトによって異なることが多い。
ある種の誤解
戦争系とは、厳密には戦争を奨励する意味は持っておらず、戦争を禁じる箱庭を平和系と称する際にその反対の意味として戦争系と呼ばれるようになったに過ぎない。そのため、あまり調子に乗って他の島への攻撃活動をしていると、周りの島から嫌忌されてしまうことがある。場合によっては古株の参加者から粛清をうけてしまうことがあり、注意が必要である。これは設置サイトの参加者間の暗黙の了解的な部分でもあり、長い目で見てその箱庭がどういう雰囲気であるかを見極めなければわからないのでなかなか難しい問題ではある。
